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よくあるご質問

よくあるご質問

10年間瑕疵担保保証は欠陥住宅対象ですよね?

意図せずにできた隙間や狂いも対象なんです。

1998年に起きた秋住事件が発端で「住宅品質確保促進法」(品確法)ができました。個人の財産を守るため、住宅供給者には新築住宅の引き渡しから10年間の瑕疵担保責任が強制的に義務付けられ、地盤沈下や雨漏りなどの欠陥はもちろん、意図しない床や壁、柱や梁などの構造部分の反りや収縮による隙間・狂いに対しても責任を負わなければならないのです。

集成材は変形しないから安心・安全ですよね?

違います!接着剤は経年劣化します。有害な物質も含まれています。

集成材は使用する接着剤により2種類あります。接着力は製造時が最大で、経年で強度が劣化。しかも水気に弱く、集成材が水分を吸収することにより剥離を引き起こす可能性も。また、レゾルシノーム系接着剤の主成分にはホルムアルデヒドや揮発性有機化合物が含まれ、燃やすとダイオキシンなどの有害化学物質が発生するのです。

シックハウスはなくなったんですよね?

ホルムアルデヒドを放つ建材の使用制限だけではなくなりません。

法律により原因とされる揮発性有機化合物が規制されたとはいえ、ホルムアルデヒドを放散する建材が使用禁止になったわけではないです。そこで、「シックハウス症候群」を和らげるために、改正建築基本法、いわゆるシックハウス法では規制の導入と併せて、住宅の「24時間換気」も義務付けたのです…。

天然無垢材で造れば安心・安全ですよね?

単に乾燥させただけでは木の収縮や変形は収まりません。

切り出されたばかりの無垢の木は水分を多く含んでいます。建築会社は乾燥させてから使用しますが、乾燥が不十分だと、家の完成当初は隙間や狂いがなくても、木の収縮が収まっていないため、やがて柱と壁の間に隙間ができて外気が吹き込む、建て付けが悪くなり戸が開かなくなる、床鳴りがするなどの不具合が起きます。

木の家なんてどれも同じでしょ?

材料によって性質は全く異なります。

工務店やメーカーによって、「木の家」に使われる材料は違い「天然無垢材」と「集成材」に分けられます。また「集成材」は接着能力が高い〈レゾルシノール系接着剤〉を使ったものと接着能力の低い〈イソシアネート系接着剤〉を使ったものに分けられます。「天然無垢材」も〈乾燥材〉と〈未乾燥材〉に分けられます。これら4種の性質は全く異なります。

「集成材」は優れた木材なんでしょ?

集成材は生産や管理者側の都合によって生まれた材料です。

集成材の普及は業者やビルダー、大手ハウスメーカーの都合によって、広まりました。
「集成材」のメリットとは?

1. 無垢材より乾燥が楽でロスが出ない。 2. 寸法変化が無垢材より少ない。 3. 工業製品なので材料の向きや特性が関係なく、取り扱いが誰でも簡単にできる。 4. 何層にも板を貼り合わせるので中間に粗悪材を入れてもわからない。
集成材は生産や管理者側の都合によって生まれた材料なので、住まう家族には大きなメリットは特別ありません。

「集成材」も木なんだから健康的な木材なんでしょ?

実は不健康な材料なのです。

集成材で最も普及されている〈レゾルシノール系接着剤〉を用いた材は、人体に影響のあるホルモアルデヒドなどを多く含みます。これらはVOC(揮発性有機化合物)と呼ばれ「シックハウス症候群」を引き起こす原因の一つとされています。特に抵抗力の弱い子どもやお年寄りの発症率が高く、眼や喉の痛み、めまい、吐き気、頭痛、皮膚疾患といった初期症状から進み、酷くは神経障害、化学物質過敏症などに至ります。
また集成材は接着剤を使用しているため、一般的な木材と違い簡単にリサイクルや加熱・燃焼処理処分ができません。集成材は燃やすとダイオキシンなどの有毒ガスや科学物質を発生させます。これが人体に入ると様々な疾患を引き起こします。大気中に飛散すれば環境汚染になってしまいます。
集成材は人体にも地球環境にも、実は不健康な材料なのです。

それでも大手ハウスメーカーはなぜ「集成材」を使うの?

建てた家の保証ができないからです。

天然無垢材は自然のもので、全く同じものが二つと揃いません。また乾燥する作業もバラつきやロスが多く出てしまいます。何より熟練の技術・職人技が求められます。2000年4月に施行された「住宅品質確保促進法」により主たる構造部分の寸法変化による瑕疵(欠陥)などが認められた場合、10年にわたって全額保証しなければなりません。何千何万棟と手掛ける大手メーカーなら、扱いづらい無垢材より健康被害があったとしても、工業製品の集成材の方が自分達にとってリスクが少なく責任が回避できると判断したからです。
結局、良いものをつくろうとすることより自社の保身が大事な材料なのかもしれません。

24時間換気システムって室内の空気を綺麗にするんでしょ?

新建材や集成材の家は室内の空気が汚染されているからです。

2003年のシックハウス法施行に伴い、ホルモアルデヒド等を発散する建材の使用量について制限をかけました。しかし、集成材から出る有害物質、新建材や家具から出るホルモアルデヒドなど実際には制限しきれないこともわかっていた国は、2時間に1回は部屋の空気を全て入れ替える「24時間換気」を法律で義務付けたのです。
法律で義務付けなければならないくらい、新建材や集成材の家は室内の空気が汚染されていることの現れといってもいいでしょう。